『サザエさんのお団子はどこから見ても同じ数』
今から十数年前、仲間内でどーしようもなく意味の無い事について話し合った事がある。それは、誰かが発した次のような言葉から始まった。
『サザエさんの頭のてっぺんにあるお団子って、どこから見ても3個だよね。』
そこで『はいはい』と聞き流しておけばいいものを、当時はまだ好奇心旺盛な年頃だった私たちは真剣に『全ての方向から3個に見える合理的な髪形』を考え始めてしまったのである。
ここでは、その時のあほな議論の内容と、どうしようもない結論を紹介しよう。
仮説その1・『三連三段式』
三連団子が三段、計9個が頭に乗っている形。
前後左右からはうまく見えるが、ななめから見ると最大5個に見えてしまう。
仮説その2・『三ノ目式』
サイコロの三ノ目のように、斜めに3個乗っている形。
前後左右からは問題なし。斜めから見ると、方向により最大3個、最小で1個に見える。
仮説その3・『五ノ目式』
仮説2の発展型。
サイコロの五ノ目のように5個乗っている。
前後左右からは問題なし。斜めから見ても、大体3個に見える。
ただし、微妙な角度から見ると最大5個にみえることも。
(上のアニメーションは45度刻みのため、3個にしか見えません。)
以上、三つの仮説を紹介したが、見てのとおり、どう考えても『どの方向から見ても完全に3個』というのは難しいのである。
そして、悩んだ挙句、たどり着いた結論がこれである。
『可動式』
そう。あの団子は、常にカメラ方向に正対するように回転するのである。
ただ、その裏側は月と同じように常に死角になるため可動部分の詳細などは不明である。
そう。あの団子は、常にカメラ方向に正対するように回転するのである。
ただ、その裏側は月と同じように常に死角になるため可動部分の詳細などは不明である。